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2014年11月21日

四国八十八カ所一番

四国八十八カ所の第一番は、徳島県の霊山寺です。


四国八十八ヶ所霊場の全行程はおよそ1460キロ、365里にも及びます。
この霊場を札所番号の順に巡拝する遍路には、この霊山寺が「発願の寺」、「同行二人」の長い旅となるのです。
何でも第一番というのは重要なポイントです。


縁起にりますと、聖武天皇(在位724-49)の勅願により行基菩薩が開創されました。
弘仁6年(815)、弘法大師が四国の東北から右廻りに巡教された際、この地で衆生の88の煩悩を浄化し、また衆生と自らの厄難を攘はらって、心身の救済ができる霊場を開こうと37日間の修法をされました。


その時、仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心に耳を傾けている霊感を得たのです。大師は、その光景が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると感じとり、インドの霊山を和国(日本)に移す意味で「竺和山・霊山寺」と名づけられたのです。
中々由緒のあるのが霊山寺ですね。


このときの念持仏が釈迦誕生仏像であり、本尊の前に納められたことから四国八十八ヶ所の第一番札所とさだめ、霊場の開設・成就を祈願されたと伝えられます。


誕生仏は白鳳時代の作で、身の丈約14センチ余の小さな銅造です。
往時は阿波三大坊の一つとされ荘厳な伽藍を誇りました。


しかし天正10年(1582)、長宗我部元親の兵火により堂塔は全焼しました。
その後、阿波藩主・蜂須賀光隆公によってようやく復興したのですが、明治24年(1891)には出火により本堂と多宝塔以外の堂宇を再び焼失しています。


以来、100年の努力で往時の姿となっているが、大部分は近年の建物です。
地の利を生かした寺観の配置は妙で美しく、お遍路さんに彩りを添えているのが霊山寺です。


何事も始めが大切で、四国八十八カ所の第一番の地位はゆるぎないものだと思います。
posted by yasuucare at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 四国八十八カ所一番 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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